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学生も国鉄集会に集まろう

5月26日のビラ

労働者こそ、基地をなくし戦争をとめる
 広大生のみなさん! 鳩山首相は28日にも「日米合意」をかわし、アメリカに対し普天間基地を辺野古付近に移設すると約束しようとしています。こんなことが許されていいはずがありません。沖縄闘争はこれからが本番です。
 沖縄の反基地闘争こそこの世界から戦争を阻止する最前線です。1997年以来14年にわたって労働者・学生の実力闘争で辺野古基地建設を止めてきました。これがアメリカのアジア・中東戦争計画をどれほど破綻させてきたでしょうか。それから、この沖縄闘争と並んで、日本の戦争国家化・憲法改悪を阻んできたのが、国鉄(現JR)労働運動です。

戦争・改憲を阻んできた国鉄労働運動  
 JRは、かつて国鉄と言われ、国の公共事業でした。それが1987年に分割・民営化されます。その最大の狙いは国鉄労働運動をつぶすことで反戦意識をつぶし、日本が再び侵略国家へ飛躍することにありました。国鉄労働運動が、反戦運動を担う最大勢力だったのです。
 この大改革を主導した中曽根首相(当時)は、「(国鉄分割・民営化は)明治維新に匹敵する昭和維新である」「行政改革とは精神革命であり、滅私奉公の精神、…意識改革を軸に据えなければダメだ」「行革の次は教育改革。それによってお座敷をきれいにして、立派な憲法を床の間に安置する」とその決意を述べていました。しかしこの「改革」は、国鉄労働者の不屈の闘いで24年間阻まれてきたのです。
 いま民主党政権は、沖縄だけでなくこの国鉄闘争をも全力で潰そうとしています。しかしこれに反対しあくまでも闘い続けようとしているのが、5・29広島で講演をしてくださる動労千葉の高石正博さんです。普通の労働者が本気になって団結して立ち向かえば、歴史を動かし、戦争だって阻止できる。労働者の力と可能性を示しているのが、国鉄闘争です。

国鉄労働者と一緒に、新自由主義との対決を 
 また、国鉄分割・民営化から、現在に至る民営化・規制緩和の大きな流れが始まり、1千万人を超す労働者が非正規雇用・ワーキングプアに突き落とされました。市場原理・競争原理にすべてをゆだねることを最善の道とした新自由主義。現在の生きづらい社会の出発点はここにあります。
 この攻撃の核心は労働組合をつぶすことで、人間同士の横のつながりを破壊し、労働者を競争関係にしていくことにありました。しかし動労千葉は、組合員全員が2派のストライキを打ち抜いて、国鉄分割・民営化の狙いを、見事に打ち破ったのです。動労千葉は今もJRの中で闘っています。今JRでは鉄道のあらゆる業務を外注化して、数百の子会社・孫会社に分割し、労働者を強制出向にかりたてる究極の合理化が進められています。合理化は必ず職場の安全を脅かします。動労千葉は、「闘いなくして、安全なし」と職場で闘い、今年4月には、車両の検査・修繕業務の外注化を阻止しています。
 戦争と大失業が吹き荒れるいまこそ、労働組合は必要です。改憲、新自由主義攻撃に勝ち抜いてきた国鉄労働者の講演会にきっと展望を感じるはずです。広大からぜひ参加しましょう。
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5/15~17まで沖縄に行ってきました! 報告②

引き続き、新入生の感想兼、アピールです。

沖縄行動に参加したきっかけ 
僕が沖縄に行く事となったきっかけは、米軍基地の移設案に賛成か反対か、というシール投票に参加した事です。僕は賛成に投票したのですが、それは、迷走するべきではないと思っていたからです。米軍基地を移設すると言っておきながら、やっぱりやめますというのでは、沖縄の人達は納得しないだろうし、逆に、どこに移設しようと批判はあるはずです。どちらも反対されるなら、自らの意思を貫き、その後のフォローに力を入れるべきだと考えていました。しかし、一体どんなフォローをすべきか、まったく分かりませんでした。そうゆう事を話すと、「沖縄の人達は、移設を求めているんじゃなく、撤去を望んでいるです」と言われました。確かにそうだと思う気持ち半分、そんなの不可能だと思う気持ち半分でした。
 日本は戦争に負け、アメリカと日米安保条約を結び、米軍を沖縄に受け入れたのです。たとえ日本政府が米軍基地を撤去すると言おうが、アメリカが納得するはずはない。むしろ、アメリカとの関係を悪化させてしまうだけではないか。万が一、アメリカまでも撤去を認めたとしても、それは日本を無防備にさらすだけではないのか、そう思っていました。基地撤去ができれば一番良いのだろうが、不安が残ります。だから、そもそも、基地撤去という選択肢を僕は最初から持っていませんでした。だからこそ、何故、全学連が、沖縄の人々が基地撤去を望むのか、どのように解決するつもりなのか、という事を疑問に思いました。
 その解答は、僕の考えと根本から違っていました。僕が普天間問題を、国と国との問題として見ていた事に対し、彼らは資本家と労働者の問題だと捉えていました。戦争が起きるのは、余った製品を売る市場を求めて、植民地を得ようとする資本家がいるからだと、そしてその戦争に駆り出されるのはいつも労働者であり、資本家ではないと。労働者は戦争を求めているわけではない。だからこそ労働者は団結できるのだ。そして、労働者は国境に縛られずに団結することが可能だ。世界中の労働者が団結すれば基地なぞ戦争なんて無くせるんだ。そうゆう信念のもと、基地撤去を訴えている事を知りました。
 僕は、人間は戦争をする生き物だと、すでにあきらめていたので、そんな考え方もあるのかと衝撃を受けました。そして同時に、果たして団結など出来るのか、労働者は必ず資本家から圧力を受けるだろうし、文化の違いだってある。戦争を止める為には、中途半端な団結ではなく、屈強な団結が必要不可欠ではないのか。そんな事、可能なのだろうか。そうゆう疑問がありました。そこで、実際に沖縄に行き、団結している労働者の方々を見てみようと思い、この度、沖縄へ行く事となりました。

デモ行進、労働者集会に参加
 沖縄では、デモ行進、普天間基地包囲に参加しました。政府案に賛成であった僕が、デモに参加しても良いのかなとか思いながらでしたが。僕はデモというものを、これ以上耐えられない苦悩を訴える行為なのだと思っていたのですが、以外にも比較的穏やかな雰囲気でした。確かに、切実な思いは伝わってきましたが、思っていたほどの深刻さは感じられませんでした。こんなので良いのか労働者、とか密かに思ったりしてました。しかし、沖縄の人達が手を振ってくれたり、飛び入り参加してくれていたので、デモとしては成功だったのかもしれません。
 その後には労働者の集会に参加させていただきました。これがとにかく凄かったのです。とにかく熱い。怒りという感情も含まれていましたが、自分達でなんとかしなければいけないんだという想いがひしひしと伝わってきました。これが労働者の団結なんだと、不可能ではないんだと、思わせてくれるものでした。
 ここで驚いたのが、集会で演説している方々は、別に普天間問題だけに反対しようとして沖縄に来ていたわけではないという事です。彼らはそれぞれ、自ら別の問題を解決しようと立ち上がった人達なのです。広島で言うなら、核廃絶といったところでしょうか。みんな、労働者の団結を目指していました。この姿を見た時、団結という可能性が広がったように思いました。何故なら、団結する為には、共通の明確な目標が必要だと思うからです。それにしては、資本家という相手は抽象的すぎたと思うのです。だからこそ、別問題で立ち上がった人々が、共通の明確な問題に立ち向かうということは、強い団結につながるのだと、そう思うとともに、別問題というのは全て繋がっているのだと感じました。一つの問題が解決された時、他の問題に対する勢いは増すだろうという考えです。

戦跡めぐり、学生集会に参加
 その他にも、戦跡めぐりや、基地を見たり、学生集会にも参加しました。戦跡めぐりでは、島国日本の唯一の陸上戦ということで、原爆という一発の重みではなく、何ヵ月にも渡る戦いは、とてもリアルに感じるものであり、戦争という悲惨さを再度確認させられました。
 そして学生集会です。労働者の集会とは違い、学生、つまり僕達の事について議論するのです。これもとにかく熱い。学生も労働者と同様に団結できるんだと実感しました。何より今の現状について、みんなよく考えているし、目指すべき所は皆同じだったのです。基地撤去、安保粉砕、鳩山打倒、そして自らの大学の問題を解決したいという想いがありました。

沖縄行動に参加した感想
 実際に沖縄へ行ってみて、僕は基地撤去という選択肢を手に入れられたと思います。団結という可能性が見えてきた以上、皆さんに活動に参加していただきたいと強く思っています。しかし学生や労働者のあの熱さを感じていない以上、参加しようとはなかなか考えられないと思います。僕も沖縄に行っていなければ参加しようとは思わないし、そもそもビラなんて読むことすらなかったでしょう。なのでお願いしたいのは、社会の現状を知って、どうしたら良くなるのか考えてほしいという事です。社会に関心を持っていただくだけでも構いません。何故学生がしなければならないといけないのかと思う人もいると思います。しかし大学で起きた事に異論を唱えるのは学生なのです。大学は学生が作っていくものではないでしょうか。そうでなかったとしても、いずれは労働者となるのです。今の内に、社会というものを勉強しても損ではないと思うし、そうゆう事を学ぶ事も、大学の一つの役割ではないでしょうか。
 結局、異論を唱えたくても政府や資本家と直接話し合いの機会が持てるとは限りません。そうなると、デモやストライキといった手段に出なければいけない事も多くあります。しかし発言しなければ行動しなければ伝わらないのです。僕は自分達の意思を示すのに大切な事は、攻撃的なことではなく、人数だと思うのです。今回、デモは300人、普天間基地包囲は1万7000人が参加していました。デモでは声を張り上げていたのに比べ、包囲では二度ほど参加者が手をつないで基地を囲む事だけでした。いかにも地味すぎるし、実際、効果があるのかなとも思っていました。しかし新聞などメディアで取り上げられたのは包囲の方でした。結局のところ、デモをしている人の演説を全て報道なんてしてくれないわけだし、僕らはその数でしか規模を知ることは出来ません。デモに少数精鋭なんて言葉は当てはまりません。世の中を変えていくのは指導者の力ではなく、その考えに共感した多くの人々なのです。
 今後またビラを配る事になると思います。ビラを読んでその問題について考えていただければと思います。僕としては、8月6日のヒロシマのデモをぜひ成功させたいと思います。去年のデモの参加者は約1800人で、内15人程度が広大生だったそうです。これはいかにも少なすぎると思います。せっかく広島に来たのに関心を持たなくてどうするんでしょうか。この問題は、広大生こそが先頭に立って行うものだと思っています。これもビラを配ると思うのですが、8月6日より以前に集会があるので、集会だけでも是非とも参加して下さい。よろしくお願いします。

5/15~17まで沖縄に行ってきました! 報告①

5/15~17まで沖縄に行ってきました! 

 沖縄は怒っていました! そして本土との連帯を求めていました! 
 鳩山政権は、結局は辺野古に基地を押し付けようとしています。これに対し、沖縄の反基地運動の指導部(民主党、社民党や日本共産党)は、「鳩山がんばれ」「県外・国外の移設先を見つけろ」と、まったく沖縄県民の怒りを代弁していません。
 そういう中で私たちは、三日間ストレートに「米軍基地撤去=安保粉砕」「鳩山打倒」で登場しました。15日、那覇・国際通りデモには、地元の人が多数飛び入りしてくれ、沿道の商店からは人が出てきてどんどん声援を送ってくれました。また、16日の普天間基地包囲行動では地元の沖縄国際大の学生も「鳩山打倒」のプラカードをみて討論になり親交を深めました。沖縄でも学生が行動に立ちあがっています。
 今回沖縄現地でつかんだのは、「安保粉砕」 「鳩山打倒」でみんな立ち上がるということです。そして沖縄ー本土が団結し、安保を基礎とする日本の政治・国家体制を変えていくことこそ、求められているんだということです。

一切は労働組合にかかっている

そのためにも、たたかう労働組合運動を甦らせることが決定的に重要です。私たちは三日間、そういう気概に満ちた本土・沖縄の熱い労働者と交流しました。
 沖縄の基地付き・核付きのペテン的「日本復帰」から38年。一貫して反基地運動を担ってきたのは、一般の労働者、労働組合です。そして今回、本土を中心とする国鉄(現JR)労働運動と、沖縄闘争が結びついたことは本当に決定的です。なぜなら日本の戦後史は、国鉄闘争と沖縄闘争が、常に引っ張ってきたのです。
 国鉄の分割・民営化から24年たってもなお、国鉄労働者1047名が、民営化攻撃に反対し、今日までたたかいぬいています。この国鉄闘争を絶対に守りぬき、さらに各職場からたたかう労働運動を甦らせ、労働者の団結で社会を変える力を取り戻していくことが、反戦反基地闘争のの爆発にとっても鍵を握ります。そしてその担い手は私たち一人ひとりです!


5・15オキナワから8・6ヒロシマへ

昨日(5/19)、鳩山政権は辺野古のキャンプシュワブ沿岸埋め立て案(自民党時代の政府案)にすることを発表しました。これまで鳩山のやってきたことは何だったのか! 沖縄闘争は、これからますます政府と非和解的に爆発していきます。
 そういう中で、いよいよ8・6ヒロシマ闘争が重要になってきました。安保抜きでは今の日米の国家支配が成り立たないように、核抜きでも成り立ちません。安保も核抜きでは成り立たない。であるなら、沖縄の怒りは反核のメッカの広島とひとつの闘いとして発展させることが求められているということです。
 沖縄でも学生が基地撤去の声をあげています。8・6ヒロシマまで後2ヶ月。広大生も総力でとりくみ、全国からくる学生・労働者を迎え入れよう!

日刊☆全学連 (7月10日発行) No.27

〈月内にも軍事運用確認へ〉(読売新聞7月8日)
日米「核の傘」協議を広大生は認めない

  

 広大生のみなさん! オバマと麻生によって、核兵器を日本に持ち込み、日本を拠点にして北朝鮮に核戦争をすることが狙われています! 月内にも開かれようとしている日米核協議を絶対に許しちゃいけない!今夏8・6ヒロシマ闘争は、いよいよ核戦争を許すのかどうかの大決戦にせりあがりました。全国・全世界から集まってくる学生・労働者とともに、「日本を核戦争の拠点にするな!」の声をあげよう! 8・6ヒロシマ大行動に大結集して、核戦争に突き進むオバマと麻生を打倒しよう!


オバマによる核戦争を許すな!

 「核の傘」とは、アメリカの核兵器を在日米軍基地などに配備し、日本を核戦争の拠点にしていくことです。オバマはすでに6月に韓国への「核の傘」を明言しています。同じように日本にも配備しようとしているのです。
 これこそ、オバマが4月に行ったプラハ演説の実践です。ここでオバマは、アメリカが世界の核兵器を独占すると宣言しました。そして〝北朝鮮への核の拡散を防ぐために断固とした対応をとらなければならない〟と発言し、韓国・日本をその拠点にしているのです。昨日始まったG8サミットでオバマと麻生が各国に対し北朝鮮への経済制裁を遂行するよう圧力をかけている。経済制裁によって北朝鮮をさらに追い込み、核配備によって戦争を挑発する。こんな動きを絶対に許すことができません。そしてそれが「核不拡散」という美名でもって、あたかもオバマが正義のように描かれている。絶対に許せません。


8・6ヒロシマの闘いが決定的だ

 8日の読売新聞の記事には、「唯一の被爆国である日本では、国民に核兵器の抵抗感が強」いから、日米両政府は長年議題にすることできなかったと書いています。まったく当然だということです。一発の原子爆弾は瞬時に10万もの人々を焼き尽くし、街一帯は破壊しつくされました。放射能は人体に巣くい、今でも多くの被爆者が苦しめられています。こんなことが二度と繰り返されていいはずがありません。「ヒロシマ・ナガサキを繰り返すな!」という怒りは当然です。被爆者・労働者・学生の闘いはあまりに正義の闘いです。やはり8・6ヒロシマの怒りの闘いが、核を阻止してきたということです。この闘いがさらに力を持ったとき、支配者に戦争はできないということです。 今夏8・6ヒロシマには、麻生が平和式典にやってこようとしています。さらにかつての日本の侵略戦争を賛美してマスコミなどで大騒ぎになった田母神元航空幕僚長が来ようとしています。日本の核武装を公然と主張する田母神は、ヒロシマの怒りを北朝鮮への核制裁・戦争肯定にもちこむことに「チャレンジ」すると言っています。被爆者を先頭とした闘いがある限り、核戦争などできない―これは恐怖の裏返しです。被爆者の怒りを捻じ曲げ、戦争をあおるなんて絶対に許せません。広大生のみなさん!被爆者と団結し8・6ヒロシマへの総結集で麻生・田母神のもくろみを粉々にを打ち砕こう!  オバマを絶賛し、麻生を平和式典に呼ぼうとしている、秋葉市長もまとめて弾劾しよう。


労働者・学生の力で核戦争を阻止できる 

 8・6ヒロシマの闘いは被爆者を先頭に、全国全世界の労働者・学生によって担われてきました。労働者・学生が本気で立ち上がったとき、この核戦争を阻止することは絶対にできます! 
 米・日・韓の首脳によって戦争準備が進められるのとちょうど時を同じくして、7月2~8日に米・サンフランシスコで労働者の「国際反戦会議」が開かれ、日・韓・米を先頭に30カ国の労働者が国境を越えて集まりました。切迫する戦争に対し、「労働者の国際連帯で戦争を阻止しよう」というアピールが全世界に向けて発信されたのです。

 会議を呼びかけたILWU(国際港湾倉庫労働組合=米西海岸で働く港湾労働者の労働組合)は昨年5月イラク戦争に反対し、イラクの労働者と連帯してストライキで軍事物資の輸送を拒否。職場から戦争をとめてきた労働組合です。日本から参加した動労千葉(JR千葉支社の運転士の労働組合)は、イラク開戦時に戦争の際軍事物資の輸送を拒否する「戦争協力拒否宣言」を発し、戦争を止めるのは労働者の任務だと誇り高く闘っています。戦争は労働者の動員なくしてできません。逆に言えば労働者が本気になってストライキで立ち上がったとき、戦争をとめることができます! 世界中の労働者がいま戦争と必死で対決しています。核と戦争に対する怒りに国境はありません。こうした労働者が、8・6ヒロシマ大行動に集まってくるということです!
 全国・全世界から集まる労働者とともに、広大生こそ先頭で8・6ヒロシマを闘おう!被爆者と団結し、核戦争に突き進むオバマ・麻生を打倒しよう!

日刊☆全学連 (7月7日発行) No.26

核戦争に突き進むオバマを打倒しよう!
広大から、8・6ヒロシマへ!


 広大生のみなさんに、8月6日広島市内で開催される「8・6ヒロシマ大行動」への参加を熱烈に呼びかけます!
 原爆投下の日である8月6日は、広島の地から世界に向けて「二度と核戦争を許さない」という決意を発し、全国・全世界の労働者や学生が反戦反核を掲げて団結する闘いの日。とくに今年の「8・6ヒロシマ」は、再び核戦争が繰り返されるのか否か、私たち学生の未来をかけた決戦の日になる。
 今年の8・6をめぐって何より争点になっているのは、米大統領オバマを支持・翼賛するのか、それともヒロシマの名において徹底弾劾し、打倒するのか、ということだ。一部のマスコミや日本共産党、秋葉広島市長などは、オバマが核廃絶を実現し、世界を平和にしてくれるかのように持ち上げている。しかし、実際にはオバマは広島・長崎への原爆投下を賛美し、米国による核兵器独占を主張し、朝鮮半島への核戦争を準備している張本人だ!
 今号ではそのことをはっきり暴露したい。


オバマのプラハ演説は核戦争の宣言だ! 

 オバマは、4月5日にプラハで行った演説で「米国は核兵器を使ったことがある唯一の核強国だ」と誇示し、「安全・確実・効果的な核兵器を備蓄する」としてアメリカの永続的な核独占を宣言した。ところが、日本のマスコミや一部の政党は、この演説があたかも「核廃絶宣言」「核のない平和な未来をめざす演説」であるかのように事実を歪曲して大宣伝している。
 しかし、オバマのプラハ演説はどう読んでも「核戦争宣言」としか読めないものだ。
 具体的に見てみよう。

●「今日私が重点を置いてお話しする課題 のひとつは、…21世紀における核兵器の今後のあり方という問題です。」
●「勘違いしないでいただきたい。核兵器 が存在する限り、我が国は、いかなる敵 であろうとこれに対する抑止を行い、チェ コ共和国を含む同盟諸国に対する防衛を 保障するために、安全、確実で効果的な 核兵器備蓄を維持するのです。しかし、 その上で私たちは、核備蓄量を削減する 努力を始めます。」

 この箇所がプラハ演説の核心だ。これのどこが核廃絶宣言なのだろうか?そもそもオバマは21世紀も核を使って世界を支配し続けることを宣言しているのであって、「核兵器廃絶」が課題だとは一言も言っていない。はっきりと「勘違いしないでいただきたい」と述べ、「安全、確実で効果的な核兵器を維持する」と宣言している。その上でなされる「核備蓄量を削減する努力」であって、「廃絶」どころか削減を「実行」するとも言わず「努力」するだけだ。それも他の箇所で「おそらく私の生きているうちには達成されない」(オバマは47歳)とまで述べている。
 このオバマの演説については、NHKの解説者ですら「米ロは多すぎる核兵器を廃棄することによって費用の無駄を省き、少ない数で核戦力を均衡させることに当面の狙いがあるようだ。…当面は、ロシアと協調して、新しくて性能のよい核兵器を維持することが狙いになるだろう」
と指摘している。要するに、「過剰に」生産・配備され維持・管理費用がかさむ(米は毎年50億ドルの費用を出資)ようになった古い核兵器を廃棄し、浮いた費用で最新型の「安全」(=完全に防衛された)、「確実」=(確実にターゲットを破壊する)、「効果的な」=(破壊効果が高い)核兵器を開発し配備しようというものである。
 しかも、配備だけでなく使用をちらつかせ北朝鮮やイランを名指しで恫喝している。

●「いかなる国であろうとも規則を破れば、必ずその報いを受けるような制度を整備する必要がある…新しい、より厳格な手段が必要である…北朝鮮が再び規則を破り、長距離ミサイル用にも使うことが可能なロケットの発射実験を行ったのです。この挑発行為は、行動を(われわれが)とることの必要性を浮き彫りにしています。」
 
 アメリカのみが核を独占し、アメリカのつくる「規則」に反した国には核兵器で制裁する。これがプラハ演説でオバマが主張していることだ。早速、6月16日の米韓首脳会議では「核の傘」による韓国防衛ということを明言し、在韓米軍への核兵器配備を実行しようとしている。当然、日本にも核兵器を持ち込むつもりでいる。

オバマが参加したNATO結成60周年の首脳会議に対し、2000人の反NATOデモがたたきつけられた!(4月4日フランス・ストラスブール市)


オバマを賛美する秋葉市長と日本共産党!

 ところが、このオバマを「平和の使者」呼んで大絶賛しているのが秋葉市長と日本共産党だ。秋葉市長は広島市をあげてオバマを応援する「オバマジョリティ」キャンペーンなるものをやると公言している。オバマの等身大パネルを平和公園に設置したり、ロゴ入りTシャツをつくり、広島中を「オバマ支持」で埋め尽くそうというのだ。日本共産党・志位委員長はプラハ演説を「大きな感銘をもって読んだ」と大絶賛し、『東京新聞』の記事でも「恋文」と揶揄されるような手紙をオバマに送り、返事が来たと大喜びしている。
 こうした勢力が、「二度と核戦争を繰り返すな」というヒロシマの願いと被爆者の怒りを踏みにじり、逆に世界最大の核大国の最高権力者でイラクやアフガニスタンに毎日爆弾の雨を降らせている張本人であるオバマをヒロシマの名で応援するという。こんな転倒があるか!そもそもプラハ演説の中でもヒロシマ・ナガサキに対する謝罪・反省の言葉も一切ないではないか。
「ヒロシマ・ナガサキを繰り返すな」のたたかいをオバマ賛美にねじ曲げるな! 


広大生がたたかいの先頭にたとう!
 被爆者の怒りをねじまげ、北朝鮮への侵略戦争に動員しようとする反戦反核運動の変質と徹底対決し、私たち広大生こそが先頭になって立ち上がろう。
 今や時代は完全に戦争に向かっている。大恐慌のなかで保護主義が台頭し、資本の利益と支配のために世界戦争まで行き着いた第二次大戦前夜とまったく同じ情勢になっている。
 だが、僕たち学生は戦争に黙って動員されるようなちっぽけな存在じゃない。歴史を選択し、仲間とともに未来を創る存在だ。世界の労働者はオバマと対決してどんどん立ち上がっている!
 今夏8・6ヒロシマ大行動に広大あげて結集し、世界中の労働者と団結しよう!核戦争を阻止し、学生の生きる未来を切り開こう!


「8・6ヒロシマとは何か」連載企画①
 <その日広島で何が起こったのか?>

 64年前の1945年8月6日、午前8時15分、アメリカ軍は広島市上空約600メートルで原子爆弾を炸裂させた。爆発と同時に直径28メートル、表面温度約30万度(太陽の表面温度は6000度)の火球が形成され、一秒後に直径に280メートルまで膨張した(表面温度約5000度)。人体を蒸発させ、焼き焦がし、建物を炎上させた。また、超音速の爆風(大型台風のエネルギーの1000倍)が街全体を襲い、建物の下敷きになって圧死、焼死するなど、熱線と爆風によってわずか10秒で広島市は「全滅」した。
 「爆心地から半径500メートル以内の地域は…住民はごく一部特殊な場所にいた人を除いてほとんど蒸発的即死に近く、直後に陸軍暁部隊の救援隊が市内に入ったとき、地表は死体も骨片もあまり見当たらないほどに焼き尽くされており、全てのものは原型をとどめず粉砕しつくされて白い灰に埋まっていた」(広島原爆戦災史)
 外傷をまぬがれた人も放射能によって発病し、死亡する例が多くあった。長期間にわたる残留放射能によって肉親や同僚を探しにきた人の中にも同じように発病し、死亡する人もいた。
 当時広島の人口は約35万人。45年末までに14万人が死亡し、5年後の死者総数は20万人に達した。朝鮮半島から日本に渡って来ざるを得なかった朝鮮人は5万人が被爆し、3万人が死亡した。


日刊12号


  

「暴処法」弾圧を許さないぞ!

 5月15日から18日にかけて、法政大学と警視庁・公安警察は織田陽介全学連委員長・齋藤郁真法大文化連盟委員長ら11人を「暴力行為等処罰法違反(以下・暴処法)」で令状逮捕、1人を「建造物侵入・威力業務妨害」で不当逮捕するという、前代未聞の暴挙にうってでた。絶対に許さない。
 「令状逮捕」というが、令状など示さない。拉致同然に仲間を奪い去っていく警察・公安当局。こんな逮捕に正義などない。今こそ全国の学生の団結で、戦前の「治安維持法」を越える大弾圧をぶっ飛ばし、12名の仲間を即時取り戻そう!

日刊☆全学連 NO.9!!

4・24法大集会


感動!感激!学生の歴史的決起

が始まった!


 4月24日、法政大学で一五〇〇名の学生・労働者が感動的な大集会を実現し、世に名だたる「監獄大学」=法政キャンパスを解放区にした!今日のビラは、この感動を一人でも多くの広大生に伝えたいという一心で書きました。
 この日の集会を呼びかけた法大文化連盟の委員長・齋藤郁真君は叫んだ!

「学生の未来を奪う新自由主義。こんな社会に未来はない!大学改革によって東京都立大学(現首都大学東京)を乗っ取った高橋理事長はこう語った。『大学の役割は一般企業と同じ。学生という原材料を仕入れ、製品として加工し、卒業証書という保証書をつけて一般企業に売り出す。これが産学連携だ』われわれ学生の存在が、加工されるための製品、企業に身売りされるだけの商品とみなされている。これが新自由主義大学の考え方だ。人間の尊厳を否定し、自由を奪う、ここまで大学を腐らせた新自由主義にもはや可能性はない。自由を取り戻そう!社会を変革しよう!」