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日刊☆全学連 (7月7日発行) No.26

核戦争に突き進むオバマを打倒しよう!
広大から、8・6ヒロシマへ!


 広大生のみなさんに、8月6日広島市内で開催される「8・6ヒロシマ大行動」への参加を熱烈に呼びかけます!
 原爆投下の日である8月6日は、広島の地から世界に向けて「二度と核戦争を許さない」という決意を発し、全国・全世界の労働者や学生が反戦反核を掲げて団結する闘いの日。とくに今年の「8・6ヒロシマ」は、再び核戦争が繰り返されるのか否か、私たち学生の未来をかけた決戦の日になる。
 今年の8・6をめぐって何より争点になっているのは、米大統領オバマを支持・翼賛するのか、それともヒロシマの名において徹底弾劾し、打倒するのか、ということだ。一部のマスコミや日本共産党、秋葉広島市長などは、オバマが核廃絶を実現し、世界を平和にしてくれるかのように持ち上げている。しかし、実際にはオバマは広島・長崎への原爆投下を賛美し、米国による核兵器独占を主張し、朝鮮半島への核戦争を準備している張本人だ!
 今号ではそのことをはっきり暴露したい。


オバマのプラハ演説は核戦争の宣言だ! 

 オバマは、4月5日にプラハで行った演説で「米国は核兵器を使ったことがある唯一の核強国だ」と誇示し、「安全・確実・効果的な核兵器を備蓄する」としてアメリカの永続的な核独占を宣言した。ところが、日本のマスコミや一部の政党は、この演説があたかも「核廃絶宣言」「核のない平和な未来をめざす演説」であるかのように事実を歪曲して大宣伝している。
 しかし、オバマのプラハ演説はどう読んでも「核戦争宣言」としか読めないものだ。
 具体的に見てみよう。

●「今日私が重点を置いてお話しする課題 のひとつは、…21世紀における核兵器の今後のあり方という問題です。」
●「勘違いしないでいただきたい。核兵器 が存在する限り、我が国は、いかなる敵 であろうとこれに対する抑止を行い、チェ コ共和国を含む同盟諸国に対する防衛を 保障するために、安全、確実で効果的な 核兵器備蓄を維持するのです。しかし、 その上で私たちは、核備蓄量を削減する 努力を始めます。」

 この箇所がプラハ演説の核心だ。これのどこが核廃絶宣言なのだろうか?そもそもオバマは21世紀も核を使って世界を支配し続けることを宣言しているのであって、「核兵器廃絶」が課題だとは一言も言っていない。はっきりと「勘違いしないでいただきたい」と述べ、「安全、確実で効果的な核兵器を維持する」と宣言している。その上でなされる「核備蓄量を削減する努力」であって、「廃絶」どころか削減を「実行」するとも言わず「努力」するだけだ。それも他の箇所で「おそらく私の生きているうちには達成されない」(オバマは47歳)とまで述べている。
 このオバマの演説については、NHKの解説者ですら「米ロは多すぎる核兵器を廃棄することによって費用の無駄を省き、少ない数で核戦力を均衡させることに当面の狙いがあるようだ。…当面は、ロシアと協調して、新しくて性能のよい核兵器を維持することが狙いになるだろう」
と指摘している。要するに、「過剰に」生産・配備され維持・管理費用がかさむ(米は毎年50億ドルの費用を出資)ようになった古い核兵器を廃棄し、浮いた費用で最新型の「安全」(=完全に防衛された)、「確実」=(確実にターゲットを破壊する)、「効果的な」=(破壊効果が高い)核兵器を開発し配備しようというものである。
 しかも、配備だけでなく使用をちらつかせ北朝鮮やイランを名指しで恫喝している。

●「いかなる国であろうとも規則を破れば、必ずその報いを受けるような制度を整備する必要がある…新しい、より厳格な手段が必要である…北朝鮮が再び規則を破り、長距離ミサイル用にも使うことが可能なロケットの発射実験を行ったのです。この挑発行為は、行動を(われわれが)とることの必要性を浮き彫りにしています。」
 
 アメリカのみが核を独占し、アメリカのつくる「規則」に反した国には核兵器で制裁する。これがプラハ演説でオバマが主張していることだ。早速、6月16日の米韓首脳会議では「核の傘」による韓国防衛ということを明言し、在韓米軍への核兵器配備を実行しようとしている。当然、日本にも核兵器を持ち込むつもりでいる。

オバマが参加したNATO結成60周年の首脳会議に対し、2000人の反NATOデモがたたきつけられた!(4月4日フランス・ストラスブール市)


オバマを賛美する秋葉市長と日本共産党!

 ところが、このオバマを「平和の使者」呼んで大絶賛しているのが秋葉市長と日本共産党だ。秋葉市長は広島市をあげてオバマを応援する「オバマジョリティ」キャンペーンなるものをやると公言している。オバマの等身大パネルを平和公園に設置したり、ロゴ入りTシャツをつくり、広島中を「オバマ支持」で埋め尽くそうというのだ。日本共産党・志位委員長はプラハ演説を「大きな感銘をもって読んだ」と大絶賛し、『東京新聞』の記事でも「恋文」と揶揄されるような手紙をオバマに送り、返事が来たと大喜びしている。
 こうした勢力が、「二度と核戦争を繰り返すな」というヒロシマの願いと被爆者の怒りを踏みにじり、逆に世界最大の核大国の最高権力者でイラクやアフガニスタンに毎日爆弾の雨を降らせている張本人であるオバマをヒロシマの名で応援するという。こんな転倒があるか!そもそもプラハ演説の中でもヒロシマ・ナガサキに対する謝罪・反省の言葉も一切ないではないか。
「ヒロシマ・ナガサキを繰り返すな」のたたかいをオバマ賛美にねじ曲げるな! 


広大生がたたかいの先頭にたとう!
 被爆者の怒りをねじまげ、北朝鮮への侵略戦争に動員しようとする反戦反核運動の変質と徹底対決し、私たち広大生こそが先頭になって立ち上がろう。
 今や時代は完全に戦争に向かっている。大恐慌のなかで保護主義が台頭し、資本の利益と支配のために世界戦争まで行き着いた第二次大戦前夜とまったく同じ情勢になっている。
 だが、僕たち学生は戦争に黙って動員されるようなちっぽけな存在じゃない。歴史を選択し、仲間とともに未来を創る存在だ。世界の労働者はオバマと対決してどんどん立ち上がっている!
 今夏8・6ヒロシマ大行動に広大あげて結集し、世界中の労働者と団結しよう!核戦争を阻止し、学生の生きる未来を切り開こう!


「8・6ヒロシマとは何か」連載企画①
 <その日広島で何が起こったのか?>

 64年前の1945年8月6日、午前8時15分、アメリカ軍は広島市上空約600メートルで原子爆弾を炸裂させた。爆発と同時に直径28メートル、表面温度約30万度(太陽の表面温度は6000度)の火球が形成され、一秒後に直径に280メートルまで膨張した(表面温度約5000度)。人体を蒸発させ、焼き焦がし、建物を炎上させた。また、超音速の爆風(大型台風のエネルギーの1000倍)が街全体を襲い、建物の下敷きになって圧死、焼死するなど、熱線と爆風によってわずか10秒で広島市は「全滅」した。
 「爆心地から半径500メートル以内の地域は…住民はごく一部特殊な場所にいた人を除いてほとんど蒸発的即死に近く、直後に陸軍暁部隊の救援隊が市内に入ったとき、地表は死体も骨片もあまり見当たらないほどに焼き尽くされており、全てのものは原型をとどめず粉砕しつくされて白い灰に埋まっていた」(広島原爆戦災史)
 外傷をまぬがれた人も放射能によって発病し、死亡する例が多くあった。長期間にわたる残留放射能によって肉親や同僚を探しにきた人の中にも同じように発病し、死亡する人もいた。
 当時広島の人口は約35万人。45年末までに14万人が死亡し、5年後の死者総数は20万人に達した。朝鮮半島から日本に渡って来ざるを得なかった朝鮮人は5万人が被爆し、3万人が死亡した。


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