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日刊☆全学連 NO.9!!

4・24法大集会


感動!感激!学生の歴史的決起

が始まった!


 4月24日、法政大学で一五〇〇名の学生・労働者が感動的な大集会を実現し、世に名だたる「監獄大学」=法政キャンパスを解放区にした!今日のビラは、この感動を一人でも多くの広大生に伝えたいという一心で書きました。
 この日の集会を呼びかけた法大文化連盟の委員長・齋藤郁真君は叫んだ!

「学生の未来を奪う新自由主義。こんな社会に未来はない!大学改革によって東京都立大学(現首都大学東京)を乗っ取った高橋理事長はこう語った。『大学の役割は一般企業と同じ。学生という原材料を仕入れ、製品として加工し、卒業証書という保証書をつけて一般企業に売り出す。これが産学連携だ』われわれ学生の存在が、加工されるための製品、企業に身売りされるだけの商品とみなされている。これが新自由主義大学の考え方だ。人間の尊厳を否定し、自由を奪う、ここまで大学を腐らせた新自由主義にもはや可能性はない。自由を取り戻そう!社会を変革しよう!」


●実力の抗議集会始まる!
 職員と暴力ガードマンによって封鎖された外濠門を実力突破し、学生たちは構内になだれ込んだ。彼らを迎えたのは、全校から結集した幾百人もの法大生たち。そして、その傍らで手も足も出せず呆然と立ち尽くす法大当局の悪徳職員ども。満を持してマイクを握った恩田副委員長が、火を噴くような大演説を敢行!
「倉岡さんが(職員による)尾行とか盗撮行為に対して抗議をしたら、業務妨害で処分だぞ!どこに正義があるんだ、この処分によ!こんな盗撮野郎どもに倉岡を処分する資格がどこにあるんだよ!」

 これに続いて倉岡さんもマイクをとる。
「私は今、停学9ヶ月の処分を受けています。みなさん、今、大
学職員が『見るな見るな』ってやってますよね。私たち学生は、大学の職員に排除されるような存在ですか?追い払われるような存在ですか?ビラを奪われるような存在ですか?不当処分撤回署名は一二七一筆集まりました。これが学生の力なんです!大学教授に見るなと言われても、追い払われても、学生の自分の意思で行動する。物事を根本的に見ることができる。それが学生の力だと思います!」


●警察・機動隊と激突!
 さあ、デモに行こう!文化連盟の呼びかけに学生たちが応え、外濠門から続々と外に出てくる。これまで法大当局は、あらゆる卑劣な手段で文化連盟の学生を集中攻撃し、彼らを見せしめにしてその他の学生を支配してきた。だが、いまや文連の呼びかけは巨万の法大生の心を確かにとらえている。ともにデモに出発する学生を引き止める手段を、法大当局は何一つ持っていない。ついに堤防が決壊し、巨万の法大生が文連とともに立ち上がり始めたのだ!

●恩田君・倉岡さんら6名不当逮捕!
 この事態に驚愕した警視庁公安部は、およそ三〇〇名もの機動隊を動員し、学生たちに襲い掛かった!恩田・倉岡両名を不当逮
捕、容疑は「無届集会を行った東京都公安条例違反」。だが、機動隊の攻撃に引き下がる者は一人もいない。法大正門前は騒然たる暴動状態となった。
 法大の新入生が、愛する先輩たちの逮捕に怒りを爆発させて大演説!
「4月に入学した一年です!大学内で、大学を批判する演説をし
ただけで逮捕される。こんな自由がない国なんてホントやばいです!潰しましょう!法大当局、お前ら絶対に許さねえからな!そして警察!お前らも許さねえからなー!闘うぞー!デモ行くぞー!」


 織田陽介全学連委員長もアピール。 
「私は今、とっても感動していることがあります。逮捕された仲間と団結したいという思いから、みんなが授業にも行かず集会に参加してくれた。俺たち学生は絶対にこの社会を変えることができる!大学は、全世界のために研究をし、そして社会の明日をつくるリーダーを生み出すような、未来のためにある機関だといわれています。しかし、この現実はどうですか?未来をつくる存在である学生が徹底的に弾圧されているこの現実。職員が非正規職に貶められ、おかしいことにおかしいといえなくさせられているこの現実。みなさん、この新自由主義という政策がついに大学にまで侵食して、もう未来をつくる力すらなくなってしまった。未来を創れなくなったこの体制、この資本主義というあり方。しかし、この中から今、これにとって代わる団結や、行動原理が未来をつくる展望として生まれてきていることに、私たちはとっても感動しています!」
 この日をもって、学生が奪われてきた全てを取り戻し、歴史を本当に変える闘いが始まった!
 

●なぜ、法大生は立ち上がったのか
 法政大学はかつて、日本でもっとも自由で解放的な大学だった。「自主文化創造」の象徴=学生会館は、文化連盟が主導する学館建設運動によって一九七〇年代に建設され、二〇〇以上のサークルボックスと練習施設を持ち、24時間学生によって自主管理された。そこで培われる人間関係は、何ものにも代えがたい法大生の宝であった。
 その全てが破壊されたのは二〇〇四年。まさに「柔軟な競争を実現するためにあらゆる社会的連帯を断ち切る」(元英首相マーガレット・サッチャー。80年代にイギリスで新自由主義改革を実行)という攻撃として、法大学館は一方的に解体され、学生の団結は破壊された。学館の代わりに法大生にもたらされたのは、警察による弾圧、学費の値上げ、立て看板・ビラ撒き規制、一五〇個の監視カメラ、暴力職員による支配であった。その一方で、進んで大学の奴隷になることを買って出た一部の学生(サークル団体幹部など)は、自らサークル団体を解散させて当局に恭順を誓い、その見返りに当局職員からすき焼きをおごられた。以後、大学の言うことを聞くサークルだけに予算が配分される仕組みが作
られた。
 金と暴力で支配された大学。それに屈従して人間的腐敗を極める職員や教授や一部の学生。そのすべてが許せなかった。学生としての誇り、人間としての尊厳、そして未来を担う青年として、大学の一員として、労働者階級として。

 「おかしいことにはおかしいと言おう」「もう一人の仲間も見捨てない。これ以上の法大当局の横暴を絶対に許さない!」―このシンプルで力強いスローガンのもと、かつての学館建設の功労者・法大文化連盟は再び立ち上がった!
 それから激闘に次ぐ激闘を経て一年。もはや文化連盟は学内少数派ではない。齋藤君や恩田君の思いは、多くの法大生に、全国の多くの学生に、そして新自由主義のもとで苦しむ多くの労働者に共通するものだったからだ。

 「徹底した競争が社会をよくする」「金儲けのためには何をやってもいい」「弱肉強食だ、競争に負けた者は自己責任だ」そういう新自由主義の政策は社会全体に貧困と格差を蔓延させたばかりでなく、病院の医師不足や患者受け入れ拒否(医療が金儲けの手段になっているからだ!)、鉄道の安全崩壊(尼崎脱線事故!)、そして教育という人と未来をはぐくむための事業まで徹底的に腐敗させた。いじめも学級崩壊も、法大で起こっている現実も根っこは全て新自由主義である。その先にあるのは、資本の究極の暴力的営利活動としての戦争だ。
 もはやこんな社会に未来はない。資本主義はもはや歴史的没落の淵にある。法大4・24集会は21世紀の新たな学生運動、青年反乱の号砲だ。歴史は動き始めた。
 広大生のみなさん!今こそ全国の学生・労働者の団結した力で社会を変革しよう!不当逮捕された6名の即時奪還に向けて、全国で署名運動を継続します!ぜひあなたの一筆を、メッセージとともに!
 そして一緒に立ち上がろう!
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