夏休みを使って、福島の子どもたちが放射能から遠ざかり、家族と一緒に自然の中で暮らし、遊び、学ぶ「おやこ保養」を支えるボランティア・スタッフを募集しています。
原発問題に興味ある人、子どもが好きな人など、どなたでも歓迎します。まずは下記の説明会へ。
<昨年夏の、長崎での保養の様子>○2014年夏の保養
保養の時期 7月20日(日)~8月10日(日)
※現在福島から15家族の受け入れが決まっています。
※保養の時期は、参加される家族の希望に沿って変動があります。
保養の内容 レクリエーション
※希望される方の検診(甲状腺エコー検査など)
○スタッフ説明会
日時 6月26日(木)
※学生プラザに16時30分集合、関心のある方は事前に 080-1569-8060【百武】まで
会場 広島市内
主催 NAZEN(すべての原発今すぐなくそう全国会議)ヒロシマ
○保養ってどんなこと?
福島の子どもたちの保養は、まずは放射能から遠ざかることが目的です。本当は避難することが望ましいのですが、様々な事情があり移住が困難な人たちが、一時的にでも被曝を軽減するための取り組みです。
1986年に起きたチェルノブイリ原発事故でも、避難と併せて保養による被曝軽減が健康被害を抑えるための重要な取り組みとなり、現在も続けられています。
さらに、福島では山林や公園の落ち葉に放射線が蓄積し、子どもたちは自由に遊べない状態が続いています。そうした生活上の制限から自由になり、子どもたちのストレスを軽減することも目的です。そのためにも家族単位の保養の受け入れや、豊かな自然の中でのレクリエーションなどが欠かせません。
<福島県では原発事故によって空間放射線量の高い状態がつづいている>
また、広島市にある「高陽第一診療所」では、希望する方の甲状腺検査なども実施します。高陽診療所は、広島への原爆投によってもたらされた放射線障害から住民を守るために、住民自身が建てた医療機関です。
福島でも、原発事故の影響から子ども達を守るために、全国からの募金で「ふくしま共同診療所」が建設され、避難・保養・診療で福島の人びとの命と健康を守るための取り組みがおこなわれています。
<全国・海外からの募金で運営されているふくしま共同診療所。12年12月に福島市にオープン>