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広大のここがおかしい!「校友会」

BGM
MARIONETTE BOOWY


 こんにちは。ケンヤです。昨日までずっと雨だったのですが、今日はわりかし晴れて良かったですな。さて今日は、8.6そのものではないですが、広大の大学運営でいいたいことをちょっと。

広島大学校友会とはなんぞや!?ということです。

 広島大学校友会とは、2007年2月に設立された謎の組織です。

 僕も入学式の時の無料送迎バスを出していること以外何をやっているのか全く分からないでいました。

 新入生の中にも、わけが分からぬまま、2万円の校友会費を払ってしまう学生もいますが、中には「あれは詐欺だ」と頑として払わない勇気ある学生もいます。

 ちょっと前まで、2万円払って貰えるのがクリアファイルというわけのわからない運営をしていた校友会は、今年から(?)USBメモリに代えました。

 2万円払わなかったら、実家に督促状がやってくるという徹底ぶりを広島大学は発揮しているわけですが、もうひとつ、2万円払わなかったら総合科学部の入り口に学籍番号が貼られて「早く払え」とスピリチュアルアタックをしてくるのです。

 こんな大学が他にあるのでしょうか。教授の中にも「なんだこれ」という感じで、校友会員はあまり集まっていないらしいのですが、ターゲットを新入生にしている時点で許しがたい。以前原田元学長が、自分がオペラを歌いたいがために、サタケの社長とゴルフに行って、サタケメモリアルホールを建てることを決めて、それに教職員から10万円もの給料を横領したぐらい許しがたい事態だと僕は思う。

 校友会費(医学部は、2万円どころではない、6万円取られているらしい)は一体なんに使われているのだろうか。平成20年度校友会決算




 これである。校友会設立の2007年とは、平成19年である。この一年間で6000万円もの資金をかき集めたわけだが、平成20年度の校友会費が3700万円だとすれば、だいたい学生から3000万円くらいはとっているのだろうか(校友会費の主な聴徴収源は新入生だから、一年目の校友会費は新入生に加えて教授とかOBとかから取ったとしても、次年度はだいたい新入生だけになるだろう)。

 これが何に使われているのか?学生への支援は350万円だけである。平成20年度の校友会費、つまりその年に徴収した額のうち、その年の学生支援への出費は、十分の一だけである。

 校友会とは、学生のための機関ではない、ということがこの一点でわかる。なのに、まだよく大学の仕組みが分からない新入生からは金を取る。僕が大学に入った次の年から、校友会は始まったのだが、僕の学年には一切勧誘はなかった。なんだこりゃ。しかも、350万円のうち、半分以上を占めている、「ドリームチャレンジ賞への助成」とは、校友会パンフで以下のように述べている。

 ドリームチャレンジ賞
 この賞は、広島大学の法人化を機に広島大学同窓会により創設された賞です。広島大学がオンリーワン・ナンバーワンの国際競争力のある大学になるための学生の自主的な活動に対して、同窓会と校友会がその活動資金の一部を助成しています。

 大学のために自主的に行動する学生に金をだす!なんという・・・。それが、学生支援への支出として200万円・・・。もはや絶句としかいいようがない。学生もために使われないのなら、学生から金を取るなよ、と言いたい。さらに、課外活動への支援として、パンフには(ちょっと見ずらいが)

とあるが、文化サークル連合が記載されていない!なんという・・・(HP上では、一応載っているが)。あとエコバックに70万円も使うな!
ちなみにパンフの全貌

 そして、「入会促進費」なるものは何と650万円。「入会費促進費」とは、簡単に言えば、新入生の自宅に送りつける督促状と郵送料、OBに送りつける勧誘パンフと郵送料である。何万人といる広大OBに何回も送りつければ、それぐらいの金はかかるのだろうか・・・。

やらなければいいのに!

 後の出費は各々HPをみてほしい。

 そして極めつけは、「次年度への繰越」7100万円!なんで増えてんの!?7100万円-6000万円=1100万円もの資金を増幅し、成長している。大学は企業か!?

 学生の払った金が学生のために使われず、年々資産を拡大していく機関・・・。

意味がわからん! 

 ただ、やはり裏というか、意図はありました。広島大学校友会の趣意書では、始めにこうあります。

 趣意書
 平成16年4月,広島大学は新たに国立大学法人広島大学となりました。これからの国立大学法人は,民間的発想を取り入れ,個性輝く大学を目指して経営することが期待されています。このことは,少子化に伴い大学間の大競争時代が始まり,これからは大学の総合的力量が問われる時代になったことを意味します大学の総合力は,現役学生,現職の教職員,教職員OB,その他広島大学に関係の深いかかわりを持つ方々をすべて包括する時間的,空間的広がりを持つコミュニティー,あるいは共同体の力であるといえます。このような背景からこそ,広島大学にゆかりのある人々と広島大学同窓会をはじめ,関係する全ての組織を包括する,新たな組織としての「校友会」を設置する必要が生じてきたといえます。

 校友会は民間的発想の産物であった。これが広島大学の民営化の現実です。ここで「大学の総合力」が共同体の力であるといっていますが、全構成員で広大を支えようという意味でしょうか。しかし構成員には何も還元されない大学。

これが道州制!これが民営化!

 大学の金は学生のために使われるべきです。奨学金が降りない学生もいる。毎日電車・バス通学をしている学生もいる。寮に入りたいが、空いてなくてアパートに住んでいる学生もいる。サークル活動が困窮しているところもある。教科書代が高い。辞書が7000円もする。工学部は、8000円(くらい?)するコンパスと、正確な値段は覚えていないが、1万円を超す精密な電卓を自費で購入させられる(僕の同級生がブーブー言ってた)。教授の中には研究費を自費で出している人もいる。

 校友会は、誰のために、何に目を向けて運営しているのか。謎である。

 学生のみなさん。しかし、学生こそが大学の主体です。学生が、その力と可能性をまわりの仲間とともに、何の制約もなく発揮できるような自由な大学を、

学生が主人公の大学を、

学生が創ろうではないか!

                           校友会ではなく。

8.6過程で出てきた学生の疑問に応える形で・・・
・・・ケンヤ
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