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「労働者も住民も被曝させてはならない」ー11・8愛媛県庁前抗議行動に参加

安倍政権は戦争法と一体で、原発の再稼働を進めています。

愛媛県・伊方原発3号機は、先月、国の再稼働のための審査をパス。愛媛県知事は「事故があったら国が責任をとってくれると言ってくれた」といって、同じく再稼働を認可しました。
しかし、再稼働を合意した後になって、国と愛媛県が共同で、11月8ー9日、1万5千人を動員した大規模な避難訓練を行ったのです。
その目的は、福島原発事故後、国が再稼働の条件として新たに義務付けた、「過酷事故の際の住民避難計画」の有効性を確かめる、というものです。

その避難訓練には、地元の住民、電力会社職員のみならず、自治体労働者、教育労働者、介護労働者、運輸労働者、警備労働者、消防、警察、自衛隊などなど、さまざまな職種からの参加が義務付けられ、全員が被曝を想定した訓練をやったのです。

この訓練の実施に反対する行動に、広島大学学生自治会も参加してきました。


(11/8朝 愛媛県庁前)

抗議行動を呼びかけたのは、愛媛県職員労働組合です。
職場の労働安全衛生を守らない、労働者の大量被曝を前提とした業務計画に反対し、知事に対しても再稼働を認めないよう要求し続けてきました。
そして、知事の再稼働の認可と、再稼働と一体の避難訓練に、「労働者も住民も被曝させてはならない」と、職場から渾身の抗議行動にたちあがったのです。



(広大生協労働組合の委員長も発言。愛媛県庁にきた内閣府の職員を弾劾)


自治体労働者は、そこに暮らす全ての住民の『安心・安全』を守るために、日々働いています。
その住民を危険にさらすような仕事、ましてや命や健康を奪うことは、たとえ国や県当局の命令であったとしても従わない。自治体労働者の誇りにかけた行動に、県内外から多くの人が感動し、いっしょに抗議にたちました。

抗議行動の様子は、NHK愛媛版のお昼のニュースでも報道されました。
http://www3.nhk.or.jp/matsuyama-news/20151108/3200841.html


再稼働によって被曝を前提とした業務計画が進んでいる愛媛県下の労働者・住民と、戦争協力が始まっている大学・学生と、問われている問題はいっしょです。
安倍政権の進める政治と、現場から対決していくこと。
そのためにも、自分の労働あるいは学問・研究は、一体何のため、誰のためのものかをはっきりさせ、不当な上からの命令に、自分だけではなく、みんなの利益を守るために拒否してたちあがれるか、という問題です。

県職員の労働組合の闘いに学生もつづいて、広大から戦争協力拒否のストライキに立ち上がりましょう。






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