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ちょっと遅れましたが、8.6情勢


こんにちは、ケンヤです。灼熱のコンクリートの上で焼かれ、半ばポップコーンのような状態になっていますが、8.6に向けて広大生も盛り上がってきています。
 今日は、ちょっと報告が遅れましたが、今年の8.6に関する重大なニュースとその評価を紹介します。
 簡単に言ってしまえば、今年の8.6ヒロシマの対決構造、何と何が対峙し、核と戦争を廃止する反戦運動の未来がどこに向かうのかという、歴史の方向性を決する非常に分かりやすい情勢が到来しているということです。

 それがこれです。もうすでに広大生の間では話題になっていますが。

 今年の平和祈念式典に、米国のルース駐日大使、英仏の代表、国連の藩基文事務総長、IAEA(国際原子力機関)の天野事務局長が参加するという「ヒロシマをどこに向かわせるのか」という問題です。  1人ひとり吟味し、全体の構図を見てみましょう。
 ルース駐日大使とは、2008年のアメリカ合衆国大統領選挙で、バラク・オバマ陣営の資金調達を担い、およそ50万ドル(約5000万円)以上の資金を集めて新大統領の誕生に一役買った人物です。「大統領は、日米両国は深い関係でわたしの役割は重要だと強調した。大使になれて光栄だ」と自己を表現しています。
 
 重要なのはオバマ大統領とはどういう人物か、ということです。

 昨年のプラハ演説が、「オバマが核兵器をなくしてくれる」という内容でもって宣伝され、広島秋葉市長は「オバマジョリティー」を叫び、日本共産党はオバマ大統領に書簡を送り、被団協や原水禁、既成の平和団体が一斉にオバマを支持する側にまわりました。もちろんプラハ演説では、「核兵器が存在する限り、わが国は、いかなる敵であろうとこれを抑止し、チェコ共和国を含む同盟諸国に対する防衛を保証するために、安全かつ効果的な兵器を維持します」「おそらく私の生きているうちには(核廃絶は)達成されないでしょう」、そして北朝鮮・イランを名指しして「実質的措置をとる」とハッキリと言い切っています。しかし、既成の平和団体はオバマの下に集まったわけです。「彼が平和の使者」だと。

 日本のメディア・平和団体の方針がオバマジョリティーになれば、それなりの効果を発するわけです。いわば、これがヒロシマの方向性を左右する事態でした。昨年の8.6はオバマに対する決戦を構えて「全世界の労働者・人民の団結でもって核と戦争をなくそう」というスローガンでもって、ヒロシマを牽引しました。

 それから一年が経とうとしていますが、段々とオバマのやっていることが明らかになっています。昨年のアフガニスタンへの派兵増強に始まり、ノーベル平和賞受賞演説で「戦争は自己防衛の最終手段として、適正な武力により、可能な限り非戦闘員は犠牲にしないという条件に合致する場合のみ正当化される」「国家が、単独または他国と協調した上で、武力行使が必要で道徳的にも正当化できると判断することがあるだろう」等々、水素爆弾の起爆装置の研究を始め、沖縄の米軍基地にクラスター爆弾(非人道的兵器)を配備し、着実に北朝鮮・イランへ道徳的な戦争をけしかける準備を始めています。

 そのオバマ大統領の側近であるルース駐日大使が、菅民主党政権とのパイプ役を買ってでて、起きたことは、7月25日~28日の4日間、日本海において米空母「ジョージワシントン」など艦艇20隻、最新鋭ステルス戦闘機F22など航空機200機、兵士8000人を投入した史上最大規模の米韓軍事演習に、日本の自衛隊幹部4人をオブザーバー参加させるということです。9月には中国に面する黄海で行う予定だといいます。民主党政権は、オブザーバー参加であれば憲法解釈で禁じられている集団的自衛権の行使には抵触しないと判断したらしいです。とにかく北朝鮮に対する日韓米の協調は、ここまできている。

 北朝鮮に対する評価は、別個としてやらねばならぬが、ともかく北朝鮮を巡る日米韓の戦争挑発は現に存在し、それが北朝鮮の軍事武装に繋がっていることは間違いないです。レーニンの言う「祖国敗北主義」を実践するならば、自国の戦争を自国の労働者が敗北に導くことによって、互いの戦争を終結させるという原則に則り、僕らは菅政権に対して戦争阻止の陣形を張らねばなりません。アメリカの労働者はオバマ大統領に対する陣形を張り、北朝鮮では北朝鮮労働者が金正日体制を打倒する運動を起こさなければならない。それが国際的に繋がれば戦争阻止は可能ではないでしょうか。

 さて、オバマ大統領と、ルース駐日大使が、どういうものとして記念式典を考え、参加するかは何となく掴めてきたのではないだろうか。

 英仏の代表も、基本的には核保有国です。「国連安保理常任理事国で、核政策で緊密に連携する3カ国の式典出席は、核開発を続ける北朝鮮やイランに一致した強いメッセージを送る機会にもなる。」(毎日新聞)との報道記事も出ています。

 国連の藩基文事務総長韓国哨戒艦沈没事件で、北朝鮮への非難決議をあげIAEAイラン・北朝鮮への核査察を行おうとしています。これらの方々の参加を推奨しているのが、他でもない秋葉市長です。

 今年4月に初めて開催された核安保サミットや、5月NPT再検討会議はオバマ大統領主導で北朝鮮・イランへの核攻撃を国際会議の場で承認するものとなりました。

 8.6ヒロシマは、核保有国が北朝鮮・イランに対して核攻撃も辞さない、「道徳的に正当化できる戦争」としてアピールする場ですか?

 「8月6日の式典が、北朝鮮・イラン弾劾の場になる」と、この間広大では訴えてきましたが、やはり僕らは、このことを弾劾しなければなりません。ヒロシマをして、再び戦争が許されていいはずがない。8.6ヒロシマを「核をなくす」のではなく、「北朝鮮・イランへの非難」をする場にしてはならない。核の抑止力が平和をつくるのではなく(今起きているのは、行使という事態だが)、全世界の労働者・学生の「核も戦争もいらない」という意思と行動に依拠して、僕らは核と戦争をなくしていこう。それが、今年の8.6の対決構造です。

 ちなみに、IAEAの天野事務局長が式典後、広大を視察しにきます。
コレ→http://www.hiroshima-u.ac.jp/upload/0/koho_press/teirei/no8/1_01.pdf

 広大生のみなさん。大学の核兵器研究提携や、原発推進を許さず、大学を学生の手に取り戻す+核と戦争をなくす、壮大な夏にうってでよう。
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