3・11郡山へ!福島からの報告3 福島報告3です。 先日、福島駅前で街宣を行いました。途中、韓国の報道から取材を受けました。街宣では、福島で「放射能は安全」キャンペーンを行う広大の神谷教授に対する批判と広大の学生の力で、神谷を福島の放射線健康リスク管理アドバイザーを辞めさせる!と演説をしていると‥‥、あるおばちゃんがわざわざ寄ってきて「頑張って!」と声をかけてくれました。広大学生運動の持っている位置と大きさを感じました。この日は、広大の神谷と同じ「放射線健康リスク管理アドバイザー」である長崎大の山下俊一教授に対して、「山下どうにかしてほしい!」との声もいくつかありました。福島では、「放射線健康リスク管理アドバイザー」=神谷、山下が「福島の放射能は健康に影響はない」「100ミリシーベルト以下なら安全」「避難の必要はない」と講演会を各地で開き、放射能は安全キャンペーンを行っています。そのため、国が無償で避難させない・補償させない一役を担っています。 さらに、本日も!3・11県民大集会の宣伝と反原発署名の街宣を郡山駅前で1時間半ほど行いました。ビラ200枚、署名57筆!!討論の輪がどんどんできます。原発や放射能に対する不安、国に対する怒りが吹き出んばかりです。話をいろんな人としたのですが、「自分は国から切り捨てられ、モルモットにされる。ほんと、惨めでたまらない。」と涙を流しながら、話してくれた方がいました。もう、ほんと、悔しいです。広大の神谷教授がやっていること、ほんとほんと、心の奥底から許せません。まだ、間に合う!原発再稼働阻止から廃炉へ!3・11郡山へ集まろう!ーーーーーーーーーーーーーーJR郡山工場。朝、通勤する労働者へのビラ撒きを一緒にしました。ここで働く国労郡山工場支部の労働者は、全国から3・11へ集まろう!とよびかけています。これは松の木。よく見てみると‥‥↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓削ってあります。除染した後でした。 PR
3.11郡山へ!福島からの報告2 やっぱり、郡山市は線量が高いです。小学校・中学校によって、まちまちですが、放射線管理区域を超える(0.4マイクロsv/h以上)の場所が郡山市にもたくさんあります。除染をしたであろう学校もありました。(→松の幹の表面が削ってある、落ち葉が掃除してある、土が削られ、校庭の一カ所に集積)この中で、子ども達はマスクをつけずにキャッチボールをしていたり、教室の空気の入れ替えの為、「5分間窓を空けて空気の入れ替えをして下さい。」との放送があり、空気の入れ替えをしています。福島に来て、住んで、感じることは多いです。放射線を一時も忘れるときはありません。 福島の公園にはこの看板が必ず立っている!線量1.37マイクロsv/h 郡山市のある学校で。放射線管理区域に当たる値。工事現場で見つけた!「原発NO!」12月に野田首相が原発事故の「収束宣言」を行い、あたかも原発事故は解決したかのように報道され、あるいは広大の神谷教授が、「放射能は心配ない」「避難の必要はない」と福島で放射能健康リスク管理アドバイザーとして講演会を行ってきてます。しかし、実際は福島は放射線の値はまだ高いです。健康被害も出始めています。原発再稼働のために、福島県民を避難もさせない、それに手を貸す大学、大学教授(御用学者)を学生の力で変えていこう! 原発推進の大学を変える力は学生にある!3・11は、原発いらない!福島県民大集会に広大からかけつけよう!(つづく)
浅原学長の「ゼロ回答」弾劾!! 広大から3・11福島へ! ◆ついに、学長から回答が来た 2月13日、浅原学長はついに学生からの「申し入れ書」に回答しました! 回答期限(昨年12月26日)から1ヶ月をすぎても回答しない学長に対し、「僕らの声を聞いて!」「真実を!!」「答えなければ立ち上がるぞ!」などのメッセージが多数寄せられました。この回答は、広大生の怒りと団結した力で引き出した成果です!◆学長は、原発推進の継続を宣言 しかし回答の中身は、要するに「これまで通り原発推進を続けます」というもので、学生の意見を真剣に受け止めたとは到底言えません! 回答の冒頭、浅原学長は「広島大学は世界最初の被爆都市の国立大学として、その使命と責務を果たす」と言いました。 しかし原発推進機関IEAEとの提携も、「低線量被ばくが健康に与える影響は低い、福島は安全だ」という神谷教授の言動も、継続・支持するという意思を表明しました。原爆被爆者、および福島県民の願いは、二度と自分たちのような人を生み出してはならないということであり、すべての原発・核の廃絶以外にありません。実際、来月11日(大震災・原発事故から一年目)、県民の手で「原発いらない 福島県民大集会」が郡山市の野球場を借りて開催されようとしています。学長のいう「世界最初の被爆都市の国立大学」の「使命と責務」とは、全国の最先頭で原発(原発の再稼働)に反対することではないのでしょうか。しかし「申し入れ書」で「広大として原発(および原発の再稼働)に反対の意思を表明するよう求め」たことに対しては、「自然エネルギーに代替できれば良いと思っている」という回答! なんという姑息な逃げ方でしょうか。しかし、はっきりと「原発は必要、推進すべき」言えないところに、自身がやっていることの後ろめたさが表れています。◆被ばくを金儲けの道具にするな! 学長の本音は、原発事故による大規模な被ばく―これをむしろビジネスチャンスに変えることにあります。福島県民200万人の被ばくデータを元手に海外から広く医療・製薬資本を呼び込み、ガン治療・新薬開発の分野で福島を「経済特区」にし、日本経済を復興させる―こんなことが『復興ビジョン』の名で平然と行われようとしているのです。この拠点が福島県立医大です。神谷教授は昨年7月同大副学長に就任しました。広大はこの構想に深々と参加しているのです。 しかし昨年末『フクシマは金になると囁く広島“原爆研究所”と、その所長(神谷教授)の“法律違反”』(週プレニュース、ルポライター明石昇二郎)という記事が書かれたほど、社会的批判は広がっています。今回学生からの「申し入れ書」を無視できなかったのも、大学の中から声が上がることを本当は恐れているからにほかなりません! 私たち広大生も原発を止め大学を変えていく、決定的な一人です。 原子力ムラ=大学の中からさらに行動を巻き起こし、3月11日は福島県民集会へ、広大から駆けつけよう!
3・11郡山へ!! 福島からの報告① 3・11に向け、広島の学生が現地で闘っています☆彡その報告が届きました。広島からも当日は駆けつけよう!・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・お疲れさまです。時間ができたので、福島の報告メールしました。今日は、野菜カフェはもる、市民放射能測定所、高放射線量で有名な福島市渡利地区、大波地区、飯舘村にわざわざ案内してもらいました。飯舘村が衝撃的でした。山の中にあり、家がぽつぽつ立っているのですが、ほとんど人がおらず、「無人の村」のようでした。テレビで、主のいなくなった牛舎や牧場の映像が流されていましたが、実際目で見ると、言葉をなくします。田畑も荒れており、チェルノブイリで見た映像を思い出してしまいました。人間が生きるための手段、生活の根底から破壊した原発事故を起こした東電・政府に対し、ここまでやっておいてまだ原発再稼働するのか、何とも表現し難い怒りが沸いてきます。野菜カフェ「はもる」では、福島のお母さんたちが交代交替で店番をして、その間、ひっきりなしにお客さん(お母さんたち)が来て長居して、話をしていました。放射能から子どもを守るための相談しやすい、入りやすい拠点のようでした。神谷や広大の運動の話をすると、「若い学生が頑張ってくれてるのは嬉しい」と言っていました。お母さんたちは低線量被曝に危機感を持っていました。市民放射能測定所(CAMS)では、1回3000円でセシウム134、137、ヨウ素131を測定できる場所です。今日は、定休日で測定自体はやってなかったのですが、各メーカーの1L牛乳の測定結果の公表も行っており、一番高かったのがメグミルクの6bq/kgで、福島産の牛乳より高かったので驚きました。あと放射能関連で市民の間で話題になっているのが、南相馬の「黒い粉」。道路や階段に、明らかに土とは違う黒い粉がサラサラ~っと落ちているそうなのですが、その黒い粉の線量を計測すると、α線が断トツに高いそう。まだ神戸大の山内教授が解析中らしいのですが、α線からPuかと言われているそうです。今日は以上です。
広島大学、申し入れに回答す 12月の中頃に大学へ申し入れしたことへの回答が先日ありました。詳しい申し入れ内容はここhttp://hirodai86.blog.shinobi.jp/Entry/414/概略申し入れ1HICARE(放射線被曝者医療国際協力推進協議会)に働きかけ、IAEA(国際子力機関)と昨年8月6日に結んだ「覚書」を破棄させるよう求めます。回答この「覚書」締結をもとに環境放射線災害を含む、世界的な放射線対策災害対策の充実と被爆者の救済が進展することを期待している。申し入れ2神谷研二氏が今年3月11日以降就任した要職すべてからの解任を働きかけるよう求めます。また、広大が結んだ福島県立医大との業務提携を破棄するよう求めます。回答これらは被災された方々や被災地の皆様が一日でも早く安全で安心な生活を送ることができる環境の構築のために、国、福島県、福島県立医科大学と連携して、様々な支援活動を展開することが必要と考えて行なっているものである。申し入れ3明石昇二郎・広瀬隆氏による神谷研二・谷川攻一氏への刑事告発について、広大としての見解を表明するよう求めます。回答現時点でこれらについて広島大学が見解を表明することはできない。申し入れ4原発を建設し続け、さらにヨルダンへの原発輸出までも画策している三菱重工業会長・佃和夫氏を広大の経営協議会から解任するよう求めます。回答佃氏は広島大学の教育研究の向上のため、経緯協議会の委員をお願いしているものであり、今までの功績から判断して、引き続き委員を務めていただく。申し入れ5本学において今冬の節電がなぜ必要なのか、理由の説明を求めます。回答人類全体のエネルギー受給をめぐる状況は厳しさを増している申し入れ6広大として原発(および原発の再稼働)に反対の意思を表明するよう求めます。回答自然エネルギーに代替できれば良いと思っている。申し入れ7上記の申し入れに対する真摯な回答を得るために、浅原学長、神谷研二氏と学生との直接交渉の場を設けるよう求めます。回答君たちへの回答は、上記の通り説明しました
2・11集会での広大生の発言(一部抜粋) 広大キャンパスでの実践に踏まえて行なった発言の一部を紹介します。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 広島大学の学生として、大学内でも反原発を訴え行動してきました。 とりわけ広島大学の原発推進を問題視して、昨年には「被爆地の大学として原発に反対せよ」とか「でたらめなことばかり言っている御用学者・神谷教授を、福島の要職から解任せよ」とか、「原発で儲けてきた三菱重工の会長を広島大学の経営から外せ」などの要求を浅原学長に申し入れてきましたが、回答期限が過ぎても全く返事が来ませんでした。そこで私たちは、都合の悪い事に回答せず隠し通そうとする学長に対して学生の声を一言メッセージとして集めてきました。 中には隠そうとしていることに対し「真実を!!」といった声や「答えないなら立ち上がるぞ」等、隠しておきたいようなことはするんじゃぁないといった思いのメッセージが集まり、それらを持って昨日もう一度申し入れをしようとした矢先に、学生に立ち上がられたらまずいということで回答をしますといってきました。 このような行動を通して明らかになったことは、学内でも未来や真実よりも金もうけ、利益追求の構造があって、大学内にいる人、とりわけ学生や教員を大学運営とは無関係のものとしてとらえている。人の思いを無視しているという事です。その象徴が原発利権にあやかる御用学者に学生を教育させ、再び御用学者を作ろうとしていることにあらわれていると思います。こんな構造を変えるためには、福島のように、そして福島の人と一緒に闘って行かなくてはいけないと思いました。 またおんなじ学生が立ち上がった時、周りの学生は答えてくれました。キャンパスで本気になって学生の団結がつくれたら、再稼働をとめる力になると思います。 これからも学生が声を上げ、立ち上がっていく運動を作り出して行きたいし、3・11にはたくさんの学生と参加したいと思っています。下からの力で野田政権を突き動かしてやろうじゃぁありませんか。
2・11NAZEヒロシマが、150人の参加で、結成を宣言! 原発の再稼働阻止-3・11福島県民大集会にむかって、2・11、NAZENヒロシマの結成集会が開かれ、150人の参加で、満を持して発足しました! 開会のあいさつにたった被爆者の吉原美玲子さん(NAZENヒロシマ呼びかけ人)は、奇跡的に生き延びたこの命のある限り、福島の人々と寄り添い生きていきたいと、そして3・11は郡山にかけつけ、できるだけたくさんの人と話をし、思いを共有していきたいと、NAZENヒロシマ結成に対する万感の思いを述べられました。 基調講演にたった清野和彦さん(元福島県教組委員長)は、「3・11から1年を前に」と題し、現地からの報告を、労働組合をよみがえらせるという立場から講演して下さいました。 清野さんは退職教員の組織を運営しています。事故時に双葉郡に住んでいた退職教員のメンバーのうち、現時点で連絡がついているのは6~7割くらいだそうです。政府の避難指示の不徹底ゆえに起きた避難時の混乱ぶり、大変な心身の疲労。また避難先での不慣れな生活、そして生きている内には古里に戻れないだろうという無念さなど、清野さんの講演から現地の人々の思いを共有することが出来ました。 また政府の「除染のキャンペーン」を弾劾し、福島は長い闘いに入っていること、それにたえうる運動をつくる必要があること。また双葉郡という貧しい地域に原発を押しつけてきた構造や、中曽根によって原発が導入され、国鉄分割・民営化によって総評が解散させられたこと、また被ばく労働の問題などいくつかの視点を提起し、最後に沖縄の「足下を掘れ。そこに泉が湧く」という言葉を紹介。下からの要求を一つのかたちにしていく努力、もう一度労働組合をつくりなおすしかないと訴えたのが印象的でした。 同じく福島から来られた渡辺馨さんも、山下・神谷ら御用学者の暗躍ぶりを弾劾し、福島県民が団結し政府・東電に徹底的に責任を追及していく闘いの拠り所として、診療所建設の重要性を提起しました。 その後、被ばく医療を40年続けてきた高陽第一診療所の吉田先生らヒロシマの医師からの発言、島根・伊方から再稼働阻止のアピールが続き、被爆者や、労働組合、そして東京から避難した女性の発言が続きます。 広大の一年生も、発言! 昨年末浅原学長に「被爆地の大学として原発に反対せよ」「神谷研二教授を福島での要職からはずせ」「原発でボロ儲けしてきた三菱重工の会長を広大の経営協議会からはずせ」などと「申し入れ書」を提出したが、1ヶ月以上たっても回答がないことを問題にし、学生から一言メッセージを集めて再び申し入れようとしたところ、ついに学長から回答するという言辞を引きだしたと報告! 命より金儲け、真実より金儲けという腐敗した構造が大学の中にこそあり、それを学生の力で変えることでもっともっと福島の怒りと連帯したいということを訴え、会場は沸きました。とくに神谷教授追放を掲げ、キャンパスで行動してきてきたことが、福島の思いに応える行動であったと実感できました。 デモは100人で出発。賑やかなデモに圧倒的な注目でした! 3・11まであと一ヶ月、広島から駆けつけよう!
一言メッセージ集めています! 今日は風が吹き寒い中でしたが、寒さに負けず!!昼休みにビラ撒き・一言メッセージを集めました! 福島で「放射能は安全」キャンペーンを行って、福島の住民を避難させない広大神谷教授(原医研)、広大の原発推進を先頭で行い、学生の申し入れに一切回答をしない浅原学長に対して、一言メッセージを集めています。学生の声を集めて、これまで学生の同意なしに大学の方針を決めてきた大学を変えよう!!学生一人ひとりの声で浅原学長を包囲しよう!ぜひ、神谷教授、浅原学長にメッセージをお願いします!
申し入れ書 昨年12月2日に浅原学長宛に提出した申し入れ書について、学長が目を通さず、学長室から「言葉遣いが不十分」だけの理由で申し入れを返却してきました。訂正し、再度申し入れを行ったので、Blogにアップします! しかし!!回答期限である12月26日にまったく回答をしないどころか、連絡もなし。大学が行っている業務について学生が申し入れをしているのだから、答える必要があります!! 学長は今すぐ回答せよ!2011年12月 19日申し入れ書広島大学学長 浅原 利正 殿 ①HICARE(放射線被曝者医療国際協力推進協議会)に働きかけ、IAEA(国際原子力機関)と昨年8月6日に結んだ「覚書」を破棄させるよう求めます。11月23-24日に広島国際会議場で行われた「2011 HICARE国際シンポジウム」は、IAEA事務局次長モハマド・ダウド氏の基調講演「IAEAの取組:科学技術で人類の基本的ニーズを満たす」に示されるとおり、福島原発事故で危機に瀕した「核の平和利用」の有効性を、被爆地広島から世界に発信しようとするものでした。また特別講演を行った谷川攻一氏(広大教授)、セミナーを行った神谷研二氏(広大教授)などは、再びフクシマ級の原発事故が起きても対応できる被ばく医療体制の強化を訴えるもので、原発事故に苦しむ福島県民の思いを踏みにじるものでした。 広大はHICAREの構成機関です。原発を世界中につくり続け被ばく者を大量に生み出しているIAEAと、HICAREの結んだ「覚書」の破棄させるよう求めます。②神谷研二氏が今年3月11日以降就任した要職すべてからの解任を働きかけるよう求めます。また、広大が結んだ福島県立医大との業務提携を破棄するよう求めます。 神谷氏は今年4月「福島県放射線健康リスク管理アドバイザー」に就任して以降、低線量被ばくの危険性を軽視する立場で住民説明会をくり返し、福島県民の避難を始めとする放射線防護の権利を奪ってきました。その一方で同氏は7月福島県立医大・副学長に就任し、政府・福島県とともに同大を「放射線医療特区」に整備しています。これは同大附属病院の敷地内に事業費1000億円をかけて、5年以内に330床の9階建て「放射線医学県民健康管理センター」(仮称)や製薬・医療機器の開発施設など5施設からなる大規模な放射線関連総合施設を新設するというものです。そのために薬事法の規制を福島県に限って緩和し、海外などから製薬資本・医療機器資本の新規参入を促すといいます。この構想は、原発事故による未曾有の大量被ばくをビジネスチャンスに変えようというものにほかなりません。これに向け「県民健康管理調査」と銘打ち、福島県民200万人を対象に、30年にわたる大規模な追跡調査が始まりました。しかし健康調査とは名ばかりで、本当の目的は「200万の福島県民全員を被験者にする。科学界に記録を打ち立てる大規模な研究になる」(ドイツ雑誌『デア・シュプゲール』8月15日、福島県放射線健康リスク管理アドバイザー、福島県立医大副学長 山下俊一)の言葉のとおり、壮大な核の人体実験なのです。広大はこの福島県立医大に今後も人材を送りこむなど、「放射線医療特区」構想に深々と参画しようとしています。ほかにも来年度より国から最大3億円もの予算を得て、「放射線災害復興を推進するフェニックスリーダー育成プログラム」を開くなど、大がかりなプロジェクトを立ち上げ始めています。これらから見て取れるのは、広大が福島県民の被ばくを利用して、被ばく医療分野等で産学官連携を強化して、大学間競争の激しい時代に生き延びようとする姿です。絶対に許せません。③明石昇二郎・広瀬隆氏による神谷研二・谷川攻一氏への刑事告発について、広大としての見解を表明するよう求めます。 私たちは前期も同様の質問をしましたが、浅原学長の回答は知らないというものでした。かりにそうであったとしてもインターネット等で調べればすぐに確認できることです。今回は告発状を添付するので、必ず大学としての見解を表明するよう求めます。④原発を建設し続け、さらにヨルダンへの原発輸出までも画策している三菱重工業会長・佃和夫氏を広大の経営協議会から解任するよう求めます。 原発事故によってこれほどの放射能が撒き散らされているにもかかわらず、原発を輸出しようとする企業のトップが広大の経営協議会に入り続けていることは、ふさわしくありません。⑤本学において今冬の節電がなぜ必要なのか、理由の説明を求めます。 広大は今夏に続き今冬も節電を推進し、そのための「巡視隊」までも編成するといいます(12月15日付 読売新聞)。しかしなぜそれほどまでに、節電を徹底する必要があるのでしょうか。新聞記事を読むかぎり、その目的は経費節減以外に見当たりません(東広島キャンパスでは今年8〜9月の電力使用量が前年同期比11%以上減り、約1350万円の削減効果が認められた)。今冬の節電の必要性は何か、学生に対してはっきりとした理由の説明を求めます。 ⑥広大として原発(および原発の再稼働)に反対の意思を表明するよう求めます。 原爆投下によって放射能の恐ろしさを知っている被爆地の広大こそ、全国の先頭で原発の廃止を呼びかけるべきです。⑦上記の申し入れに対する真摯な回答を得るために、浅原学長、神谷研二氏と学生との直接交渉の場を設けるよう求めます。 前期、私たちの質問状に対する浅原学長の回答は、決して納得のいくものではありませんでした。今後同じことをくり返さないためにも、私たち学生と浅原学長および神谷氏との間で、直接話し合う場を設けるよう求めます。 ※回答期限を12月26日(月)とします。必ず文書で回答するよう求めます。以上